first solo exhibition

good is good×初個展

また新しい提案を当店から発信できること、有り難く受け止めています。

波多野祐希 初個展をgood is good.が担当させていただくこととなりました。


2021.11.19.fri-2021.11.28.sun

“Earthen Sofa”


作家にとって、”一番大事”と言っても過言ではない『初個展』

自分自身の”今”を最大限にさらけ出し、現在進行形の内面を発表する場。

前身のチニアシツケルから光栄なことに、アーティストの大事な

”初お披露目の場”を何度か担当させていただく機会を頂いておりました。

アーティスト自身、物凄く緊張する『後にも先にも』1度きりのシーン

そこを担う我々も同様で、相応の覚悟と緊張がいつもセットです。

過去に担当させていただいた初個展は、

陶芸家 山田由起子さん、植物造形家 瀬戸友歌さん、

ともに素晴らしい作品を作り出す稀有なアーティストたち。

現在では国内外で展示を行い、

独創的で唯一無二の作品を世界中へ発信し、生み出し続けています。

そんな彼女たちの初個展。

今でも鮮明に記憶に残る濃い内容でした。

その貴重な瞬間を現場で目にした方々、

『ぐぅぅ』と胸の奥が締め付けられ

熱い想いを抱かれたことを思い出して頂けるのではないでしょうか。

今回の初個展、僕自身もまだ作品の全容・全貌は捉え切れていませんが、

過去の初個展を彷彿とさせる高揚感と、これから起こるまだ見ぬ体験への予感で、五感がビリビリとしています。

次を担う全く新しいタイプのアーティストだと思っています。

初個展で、この世界観を出されてしまったら、当店もたまったものじゃないです。

(いい意味で)

波多野祐希が作る作品は、宇宙の始まりや、星の誕生と似た、混沌さを持ちつつも、

仕上がった作品たちのストイックなミニマルさにアーティストの卓越したバランス感覚を強く感じます。

作品の持つ”情報量の多さ”に反してすごく静かなんです。

そして作品の持つ重量感に反する、軽やかさ。

どちらも波多野祐希本人が持つ、ユニークさと繊細さから滲み出る物だと思います。

毎回言っていますが、今回はいつもより数段階Vol.を上げて、

『いまおすすめしたい最高の展示』です。

当店としても、波多野祐希自身も、こう思っています。

知識も気負いもいらないので

『気軽に作品を楽しんでほしい』と。

陶芸ファン・オブジェファンのみならず、インテリア・建築好きも必見の展示。

お見逃しのないように!