What’s this?
ここでは、日々モノづくりを行うアーティストや、日々創造をするクリエイターを、独自の目線で紹介していきます。
近年、作家のアイテムや工芸品を取り扱うお店が増えた中、うちのお店も含めてアーティスト情報がどこも同じで、オーナー自身も飽きて来てしまいました。WEB・SNSで探せば見つかる情報以外で何か新しいことを知りたい。その情報について再考していくと、”その人のパーソナルな部分”をもっと知りたいと感じました。くだらない質問・関係のない質問ばかりですが、そこから見えてくる『その人の違う側面』『一人のヒトとしての顔』を知れたら、作品がもっと面白く見えてくるのでは?と。気まぐれなオーナーの性格で、”そんなコト” 実験的に始めます。
野村瑞穂/Mizuho Nomura
富山県出身
1992 京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了
1995 富山県上市町に工房をもつ
『漫画・クレイアニメ』二次元の世界から飛び出してきたような作品。既存のジャンルでは表現できないような新感覚の作品に、僕は心惹かれていた。アーティスト本人と当時は会った事がなく、新しい表現に挑戦している”若いアーティスト”だと勝手に思い込んでいた。初めてお会いした時に、年上の方だと知り驚きました。それは”人の年齢”と言う意味でなく、”作風”が現代すぎて 、野村さんが陶芸を志した当時は、時代を先取りし過ぎていたんじゃないかとすら思います。そんな野村さんへの”25のQ&A”お楽しみください。
『野村瑞穂へ 25の質問。 』
| 質問 | 答え |
---|---|---|
1. | Q. 出身地 | A. 富山県上市町 |
2. | Q. 地元の好きなところ | A.剱岳が美しい・水が美味しい |
3. | Q. むかしハマったこと・夢中になったこと | A. ヤクルトの空き瓶を縦に延々セロハンテープでつなげてました。(4~5才の頃の事です) |
4. | Q. 小さい頃の夢 | A.獣医さん |
5. | Q.今の夢 | A. 死ぬまで健康 |
6. | Q.いま注目している物や存在を教えてください | A. モズ、すずめ、むくどりなど野鳥達(ここ数年家の庭木に巣作りをするので) |
7. | Q.気分を高めたい時に何をする? | A.とりあえず背のび |
8. | Q.何度も聴いてしまう曲や何度も見てしまう映像(映画でもドラマでも)ってありますか? | A. レスギンカ舞曲 モスクワ放送交響楽団 フェドセーエフ指揮(すごい中毒性があります) |
9. | Q.あまり共感されない自分のこだわりやルール | A. 一日一回は無になりたい。 |
10. | Q. 生きていてよかったと思う瞬間はいつ? | A.夕食のビールの一口目 |
11. | Q. 好きな音楽のジャンルは? | A. 色々なジャンルをつまみ食い |
12. | Q. 好きなミュージシャンは? | A. 特に決まってないです。 京都といえばくるりにはまってたことあります。 |
13. | Q. 好きな漫画・アニメは? | A.手塚治虫 「火の鳥」未来編 内田善美 「星の時計のLiddel」 |
14. | Q.意外な特技は? | A.何かあるだろうと必死に考えましたが ありませんでした |
15. | Q.好きな食べ物は? | A.外側がカリッとしていて中がホロッとしてるもの |
16. | Q.苦手なもの・嫌いなものは? | A. 強風 |
17. | Q.趣味は何? | A.庭の雨蛙を探して写真を撮る |
18. | Q.インスピレーション得る対象物や世界はありますか? | A. 人が長い間使った物 経年変化した物 |
19. | Q. 陶芸以外に惹かれる素材はありますか? | A. 銅板画 |
20. | Q.制作するときのルーティンってありますか? | A. 始める前はとことんだらけます |
21. | Q.制作の時は無音の方がいい?音を流す? | A. ラジオか音楽を流すようにします。 無音は逆に気が散るような気がします |
22. | Q.作業工程で一番悩むところ | A. 形を決める時 |
23. | Q.作業工程で一番好きなところ | A. 手捻り |
24. | Q.今回の新作の拘ったところや難しかったところ | A. 既にあるアイデアのバリエーションにならないように、形は常に新鮮な気持ちで考えて作ろうと思っていました。途中、菊地さんにそのようなことを言ってもらってドキッとしました。 |
25. | Q.最後に本展についてひとこと | A.楽しみです!よろしくお願いします! |
good is good.のコメント
1. Q. 出身地 A. 富山県上市町
富山県行ったことがないので行きたいんです!昨年『工房訪問の計画』まで立てて、大雪で行けなかったと言う・・・今年こそは伺います。
2. Q. 地元の好きなところ A.剱岳が美しい・水が美味しい
雪は大変そうですが、素敵な場所ですね!京都は水まずいです。カルキの味。。。。
3. Q. むかしハマったこと・夢中になったこと A. ヤクルトの空き瓶を縦に延々セロハンテープでつなげてました。(4~5才の頃の事です)
センスの良い子供時代ですね♪僕は子供ではないですが、10代後半に『今昔写真集』にハマってました。
4. Q. 小さい頃の夢 A.獣医さん
動物お好きなんですね。僕は今は動物大好きですが、幼稚園くらいの頃は公園でブルドッグに追いかけられ、野良猫に引っ掻かれて動物嫌いになっていた時期がありました。
5. Q. 今の夢? A. 死ぬまで健康
笑 すごく大切なことだし、みんなが願うことですが、文字で見ると面白いですね!個人的に今年一のパワーワード。
6. Q.いま注目している物や存在を教えてください A. モズ、すずめ、むくどりなど野鳥達(ここ数年家の庭木に巣作りをするので)
野鳥いいですよね♪最近は鶯がいい声で歌ってますね♪
7. Q.気分を高めたい時に何をする? A.とりあえず背のび
穏やかな気分の上げ方ですね。背伸びは気分をリセットできますよね。僕はいろいろ方法がありますが、”気分を上げる”に関しては【Bank Band】のLIVEで久保田利伸がLALALA LOVE SONGを歌うシーン。ミスチル桜井の久保田の紹介→久保田登場『歌います』でまず第一盛り上がり。歌い出して2番で最大の盛り上がり。強制的に踊り出しそうになる。
8. Q.あまり共感されない自分のこだわりやルール A. 一日一回は無になりたい。
ものすごく共感できますよ!僕も必ず思考を停止する時間を作ります。YouTube見ている時は大抵脳が止まってます。
9. Q. 生きていてよかったと思う瞬間はいつ? A.夕食のビールの一口目
最高ですね。文句なしの一位です。
10. Q. 好きな音楽のジャンルは? A. 色々なジャンルをつまみ食い
やっぱりなんでもいいとこドリが最高ですよね♪
11. Q. 好きなミュージシャンは? A.特に決まってないです。京都といえばくるりにはまってたことあります。
くるりも良いですね。くるり・中村佳穂・岡崎体育・・・京都って個性的なミュージシャンだらけですね。
12. Q. 好きな漫画・アニメは? A.手塚治虫「火の鳥」未来編 内田善美 「星の時計のLiddel」
野村さんの作品、手塚漫画に出てきそうですよね♪火の鳥途中までしか見ていないですが面白いですね。「星の時計のLiddel」は知らないです。僕は最近、妻とタンタンの冒険にハマってます。
13. Q.意外な特技は? A.何かあるだろうと必死に考えましたがありませんでした
何かあると思いますが、多分ご自身では特技だと捉えてないんだと思います。
14. Q.好きな食べ物は? A.外側がカリッとしていて中がホロッとしてるもの
クッキー的なやつですかね?僕は甘辛いもの全般。
15. Q.苦手なもの・嫌いなものは? A. 強風
多分みんな苦手なんだろうけど、強風が苦手っていう人に初めて会いました!なんかポケモンみたい笑 (野村瑞穂→弱点:風属性)
16. Q.趣味は何? A.庭の雨蛙を探して写真を撮る
カエルっていいフォルムしてますよね〜。カエル好きな方、アメフクラカエルおすすめですよ。
17. Q.何度も聴いてしまう曲や何度も見てしまう映像(映画でもドラマでも)ってありますか? A. レスギンカ舞曲 モスクワ放送交響楽団 フェドセーエフ指揮(すごい中毒性があります)
このQ&Aで知って、初めてみてみましたけど、仰る”中毒性”すごく体感しました!やばいですね。体の内側が鼓舞されてくる感じ。ドラクエで言う『たたかいのドラム』的なやつなのかな。
18. Q. 陶芸以外に惹かれる素材はありますか? A. 銅板画
銅版画素敵ですね。アナログな表現で淡い世界なのに、とても情報量が多いというか、物としての解像度が高いというか、深いし濃いですよね。
19. Q.インスピレーション得る対象物や世界はありますか? A. 人が長い間使った物・経年変化した物
道具のフォルム・経年変化の味、共に作為がなくていいですよね。パッと見れば野村さんの作品は真逆の空気感を持っていて、でもインスピレーションの根源はそう言った古物などから来ているのがとても個性的で面白いと思います。
20. Q.制作するときのルーティンってありますか? A. 始める前はとことんだらけます
ON&OFFは大切ですよね。僕もギリギリまでだらけて、時間的に『マズい』ってなったら本気出します笑
21. Q.制作の時は無音の方がいい?音を流す? A. ラジオか音楽を流すようにします。 無音は逆に気が散るような気がします
稀に無音の方がいいって言う人いますよね。僕も何か流れていないと無理な派です。
22. Q.作業工程で一番悩むところ A. 形を決める時
やはり形って重要ですよね。特に野村さんの白色の作品は、みた瞬間に真っ先に入ってくる情報ですし。
23. Q.作業工程で一番好きなところ A. 手捻り
陶芸でさらに手捻りをされている方は、土を触っている時が一番好きって言う人多いですよね。それくらい土って人を惹きつける力があるんだなといつも思います。
24. Q.今回の新作の拘ったところや難しかったところ A. 既にあるアイデアのバリエーションにならないように、形は常に新鮮な気持ちで考えて作ろうと思っていました。途中、菊地さんにそのようなことを言ってもらってドキッとしました。
今回の新作、形がとても美しいです。惚れ惚れ見てしまいました。そして僕の言ったことについて・・・ど忘れしていました。僕は思考がずっと回転し続ける人なので、その時言ったことは嘘のない本音なんですが、すぐ忘れちゃうんですよね。僕は今ドキッとしました笑
25. Q.最後に本展についてひとこと A.楽しみです!よろしくお願いします!
こちらこそ楽しみです!よろしくおねがします。
Living Thingsのタイトルのままの答えでしたね。生き物に関する内容があちこちに出てくるアンサー。好きなものと作るものも相違なく、一貫性のある野村さん。多分、角のない人や物が好きなんだろうな。そんな野村瑞穂さんの個展は2022年5月13日(金)〜5月22日(日)まで開催。
20年ぶりの京都での個展。お見逃しのないように。
前回の饗庭三七子のQ&Aはこちらから
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